構造医学のご紹介

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*人は二足で直立して歩く

二足歩行

私たちは二足直立で歩きます。「腰や肩や首が痛くなるのは二足直立したヒトの宿命」と書いてある本を見かけます。しかし健康な人であれば、四つんばいではって過ごす方がはるかに腰や背中などが痛くなりますよね。

*動物の姿が物語る

人よりもずっと前に地球に登場したホ乳類やハ虫類などは、今日でも四足で移動をしています。私たちよりも少し前に登場したサルは、ふだんは四足で木の間を移動したり地面を歩いたりしますが、時々二足で歩いたりもします。つまり地上の生物は、悠久の歳月の中で四足から二足でも移動できる体に変化してきたのです。これを適応 • 進化といいます。人の骨格が重力に適応し、二足直立ができるようになったのです。それは …、直立した方が、移動する時に体のエネルギーを節約できるからです。

簡単な実験で確かめてみましょう。
単行本を20冊くらい用意して下さい。これを背骨の骨の、ひとつひとつと見立てます。

簡単な実験

  1. 本棚にいれるように机の上に並べます
  2. 本がずれないように両サイドから両手ではさみ、持ち上げ、上下左右に動かします
  3. 次はこれをそば屋の出前のように縦に起こして、上下左右に動かします

どちらの方がラクでしたか?縦に起こした方ではなかったでしょうか?

(2)はイヌやネコなど四足動物の胴体。(3)は二足の人の胴体の向きをあらわしています。

胴体を起こすと地球の重力が背骨をうまくまとめてくれるので、筋肉の力に依存しなくてもとても容易に安定するのです。だから人の腰や首筋の筋肉は、同じ体重の四足の動物より細く少なくても済むのです。

… この人間の腰や首の筋肉の細さが、腰痛や首のこりや痛みの原因だと発表している整形外科学者が非常に多いのです。その治療方針は、筋肉トレーニングをして、太くて頑丈な筋肉をつくれ!というものです。…

人が二足直立で歩行くことができるのは、人の骨盤が胴体を起こして支えるだけの機能的な進化を遂げた物語があるからです。これを知ると「**痛はヒトの宿命」とはとても考えられないのです。

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